2018年

10月

18日

家具とこども

家具の使い方いろいろ

写真⑤ 240の梁の端材に座って(腰掛けるのにちょうど良い高さのもの)

 

写真⑥ 料理の踏み台、膝をついて(座がやわらかく膝が痛くない)

 

写真⑦ 子供が椅子によじ登る(安定感、尖った角がない、やわらかさ折り畳み式家具は指挟み事故のリスクが高くなりがちだけれど、この椅子なら安心。近所の夏祭りの際に外に出したところ、たちまちチビっこたちが収まった。

 

写真⑧ テーブルの上に乗る(安定感)当初は折りたたみの丸テーブルを使っていたが、3本脚で不安定で、 子供が上に登り出して危ないため重量のある安定するものに変えた。これなら何人乗っても大丈夫。

 

写真⑨ 椅子で寝てしまう子供。

 

写真⑩ 卓球台:テーブルだって食べるだけでなく。子供ってテーブルの下が好き。

 

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2014年

3月

08日

コンペに参加しました

 昨秋、さくら組として初めてのコンペ『かわさき産業デザインコンペ2013』に応募しました。

9つのテーマの中から『通所介護(老人デイサービス)用チェア』を選びました。やはり私たちとしては家具が身近で考えやすいですね。

 いろいろアイデアを出し合う中で、それぞれの体型に合わせて高さや深さを変えられる合板製の椅子を提案することにしました。詳しくはプレゼン資料をご覧下さい。

 結果は残念ながら一次選考で選外となりましたが、メンバーは皆この椅子がとても気に入っているので、さらに検討を重ねてまずは試作を目指します。また今後もこんなコンペに挑戦していきたいと思います!

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2014年

2月

10日

造作材のこと

 

造作材(窓やドア枠・巾木など)

 

:枠(建具などの木枠)ってどのくらいの寸法でつくってますか?見附とか。

:私は2427で、その現場によって悩むケースが多いかな。

:私もだいたいそのくらい。

:私は、殆どやらないけど細くて21とか。24ぐらいが多いですけど。

:吉村(順三)さんのお話を聞くと、やっぱり値段のことだとか材料をいかに少なくするかということもすごく考えていて、要するにデザインだけで決めてないんだよね。

:天井高の話もそういうことがあるそうだよね。7尺(2100)のベニヤ+巾木で天井高2160になるっていう。。

:すごく合理的。

廣:でもその辺は少し難しくて、実際現場では「入ってきた材料がそのまま使えるわけじゃないんだから、そう計算どおりにはいかないよ」となってしまうこともあるんですよね。

(設計者の)自己満足って?

:端材がでないように割って、これで安くできるよ!って現場に持っていたら、合板なんかは端が傷ついていたり、微妙に曲がってたりして、結局余計に発注することになるから変わらないとか言われたことある、、、。(笑)

:さっきの枠材の寸法のことだけど、材木屋さんや工務店さんによって同じ見附の枠材をつくるのにいくつの寸法の材料を削ってつくるのかがいろいろなので、それを確認してからできるだけ無駄のない寸法を決めています。あと1ミリ小さければひとつ小さいサイズの材料から削れるとか、そういう声を聞くようにしています。このくらいの寸法にしたいというのをその場所によって大体決めてからの話だけど。

私は壁と枠とか部材の構成を考えるのが好きなので枠詳細図を書くのが好きなのだけど、枠が何ミリが美しいか、、とかいう視点ってあまり得意ではないです。

:でもその図面の書き方で(枠寸法の記載で)金額に影響するし、見た目もかわってくるからね。

:そうそう、それはやっぱりそうだよね。

:見積をする時の図面を書くときは、枠の寸法をどうするかっていうのはものすごく悩みますね。特定の工務店が決まっていれば最初に聞くことができるけど、相見積りの時はそれぞれ作り方が違うから、どうしようかなって悩む。

:さっきの定尺のベニヤの話だけど、ベニヤって横にプリントしてあるじゃない?

  (ベニヤを重ねて置いた状態で横にメーカー名やF☆☆☆☆などが印字して出荷される)

  あれをそのまま天井に張ると下から見えちゃうんだよね。

:目透かし(ベニヤとベニヤの間を少し隙間を空けて張る方法)だと厚み部分の印字が見えちゃう。

:ベニヤの端落とさないと使えないんだよね。

:やっぱり定尺で納めることだけを目的に考えちゃだめなんですよね~。()

  

 

家具

 

  石:私はあまりペンキ仕上げをしないので家具を作るときの幅広の板?いつもなにを使うか悩む・・ランバー(木材を集成したものをベニヤでサンドしたパネル)で造るのか集成材でつくるのか、、、皆さんどうしてますか?

:私は金額的なこともあって、ランバーが多いかな。。

:私はムクの剥ぎ板パネルを使うことが多く、ランバーはあまり使わないかな。予算によっては使う家もあるけど。ムクの剥ぎ板のパネル材もサイズ・厚みがいろいろ揃っているので。

:そんなに高くないの?

:やっぱりランバーよりは高いけど、そのまま(仕上げ無しでも)使えるし。

:いろんな樹種があるんですか?

:基本は杉か桧。

:そっか。いつも家具の材料、悩んじゃって。

:私はシナのランバーだとちょっと下地のように感じてしまうのだけど、ラワンやタモなどのランバーだと、突き板を張った建具との相性がいいし、きれいに仕上がるよね。うまく使うとムク板みたいに見えるときもある。ランバーは安くてきれいにつくれる材料ではあるよね。

(クローゼットの間仕切など)骨組みを組んで突き板を張ると厚くなってしまうけど、2430ミリくらいの厚さのランバーで造ると薄くてきれいにできる。

石:ランバーだと大工さんで施工できるしね。

 

     

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2014年

1月

29日

家電と家づくり

 

今月の5人のおしゃべりのテーマは「家電」でした。

 

洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などなどいろいろな家電がありますが、どれも年々新しい機能が増えたり、サイズが大きくなったり、小さくなったりいろいろと変化があります。

住宅を設計する場合は、家電によってそれを置く部分の寸法などがかわってくるので、時々チェックするようにしています。

 

 

洗濯機

二槽式に戻っている家もあるという話もありましたが、一般的には全自動式かドラム式を使っている家が多いのではないかと思います。

ドラム式が一般的になる前は、洗濯機とは別に乾燥機を置く家もあり、洗面所の窓を取り付ける位置があまり大きくとれないことが多かったのですが、最近では単独で乾燥機を置く家がなくなってきたので、明るくすっきりとした洗面所がつくりやすくなりました。

 

ですが洗濯機に乾燥機能がついた分、洗濯機を設置するスペースの幅がこれまでよりも必要になる場合が多く、そうするとこれまでと同じ洗面所の広さの中では、洗面化粧台の幅が狭くなってしまいます。洗面所を広くできればいいのですが、なかなか床面積をふやせない場合も多いのが現実。

 

でも洗面台も広くしたい!というご要望も多いので、以前設計した家(左の写真の家)では洗面台の幅の部分を少し出窓のように飛びだすようにして、幅が1メートル以上ある洗面台をつくりました。

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2013年

8月

17日

家具と建築と設え

7月25日ウチアトリエにて、「家具と建築」というテーマを5人で語り合いました。(その座談会の内容はこちらをクリックしてください)

その「家具」という言葉。とても身近ですが、どこからどこまでを家具とよぶのか、その範囲や分類は実に複雑で曖昧です。それは、機能や種類が多義にわたっているため、また日本の住まいの歴史の中で家具(設え)が変化しているためです。前回の座談会でも、5人の中で私が指している家具が少しずれていたのかもしれないなと感じました。そして住み手は設計者がどこまで家具に関わっていくのか、分かり難いだろうと改めて感じたので整理しようと思います。

 

まずはその曖昧な言葉「家具」について、建築大辞典を引いて基本に戻ることにしました。

 

家具は人間の行動や動作に密接に結びついて人間活動を補助する役割がある。建築よりも人間的に関与し、建築と人間の活動の接点に位置している。

 

全くその通りで、特に後半の文章は家具の核心そのものです。

住宅の中での家具の位置づけをズバリ説明してくれています。

 

次に、家具を人間寄り・建築寄りという視点で分類し、整理してみることにします。

①人間よりの家具→人を直接ささえる家具(チェアやソファ)

②人と建築の間の家具→作業をする、物をのせるための家具(テーブル、デスク、調理台)

③建築よりの家具→収納する、空間を仕切る家具(戸棚、本棚、クローゼット)

 

①~③の家具との関わり方は、設計者によって違うと思いますが、ウチアトリエの場合を例に説明します。

建築よりの家具(③)は設計者が建物と共に設計し、工事の中で製作します。

人間よりの家具(①)は、既成品を購入することが多いです。一品生産は難しいためです。設計者としてお勧めの家具を紹介することもあります。

中間の家具(②)は、設計者が計画する場合と既成品で対応する場合があり、条件によって使い分けています。

 

分かり難いので、「花水木の家」の家具を具体的に分類してみました↓

製作は、私が設計をして工事の中で作ってもらったもの。購入は既成品を購入したもの

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