2014年

1月

29日

家電と家づくり

 

今月の5人のおしゃべりのテーマは「家電」でした。

 

洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などなどいろいろな家電がありますが、どれも年々新しい機能が増えたり、サイズが大きくなったり、小さくなったりいろいろと変化があります。

住宅を設計する場合は、家電によってそれを置く部分の寸法などがかわってくるので、時々チェックするようにしています。

 

 

洗濯機

二槽式に戻っている家もあるという話もありましたが、一般的には全自動式かドラム式を使っている家が多いのではないかと思います。

ドラム式が一般的になる前は、洗濯機とは別に乾燥機を置く家もあり、洗面所の窓を取り付ける位置があまり大きくとれないことが多かったのですが、最近では単独で乾燥機を置く家がなくなってきたので、明るくすっきりとした洗面所がつくりやすくなりました。

 

ですが洗濯機に乾燥機能がついた分、洗濯機を設置するスペースの幅がこれまでよりも必要になる場合が多く、そうするとこれまでと同じ洗面所の広さの中では、洗面化粧台の幅が狭くなってしまいます。洗面所を広くできればいいのですが、なかなか床面積をふやせない場合も多いのが現実。

 

でも洗面台も広くしたい!というご要望も多いので、以前設計した家(左の写真の家)では洗面台の幅の部分を少し出窓のように飛びだすようにして、幅が1メートル以上ある洗面台をつくりました。

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2013年

8月

17日

家具と建築と設え

7月25日ウチアトリエにて、「家具と建築」というテーマを5人で語り合いました。(その座談会の内容はこちらをクリックしてください)

その「家具」という言葉。とても身近ですが、どこからどこまでを家具とよぶのか、その範囲や分類は実に複雑で曖昧です。それは、機能や種類が多義にわたっているため、また日本の住まいの歴史の中で家具(設え)が変化しているためです。前回の座談会でも、5人の中で私が指している家具が少しずれていたのかもしれないなと感じました。そして住み手は設計者がどこまで家具に関わっていくのか、分かり難いだろうと改めて感じたので整理しようと思います。

 

まずはその曖昧な言葉「家具」について、建築大辞典を引いて基本に戻ることにしました。

 

家具は人間の行動や動作に密接に結びついて人間活動を補助する役割がある。建築よりも人間的に関与し、建築と人間の活動の接点に位置している。

 

全くその通りで、特に後半の文章は家具の核心そのものです。

住宅の中での家具の位置づけをズバリ説明してくれています。

 

次に、家具を人間寄り・建築寄りという視点で分類し、整理してみることにします。

①人間よりの家具→人を直接ささえる家具(チェアやソファ)

②人と建築の間の家具→作業をする、物をのせるための家具(テーブル、デスク、調理台)

③建築よりの家具→収納する、空間を仕切る家具(戸棚、本棚、クローゼット)

 

①~③の家具との関わり方は、設計者によって違うと思いますが、ウチアトリエの場合を例に説明します。

建築よりの家具(③)は設計者が建物と共に設計し、工事の中で製作します。

人間よりの家具(①)は、既成品を購入することが多いです。一品生産は難しいためです。設計者としてお勧めの家具を紹介することもあります。

中間の家具(②)は、設計者が計画する場合と既成品で対応する場合があり、条件によって使い分けています。

 

分かり難いので、「花水木の家」の家具を具体的に分類してみました↓

製作は、私が設計をして工事の中で作ってもらったもの。購入は既成品を購入したもの

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